国際機関との協力-その他の国際機関等
令和3年12月14日
オーストリアには、国連関係機関、欧州安全保障協力機構 (OSCE) の他に、例えば以下のような機関が本部や事務局を設置しています。これらの機関とは、当大使館が必要に応じ接触を保ち、あるいはその活動と動向に注意を払っています。
石油輸出国機構 (OPEC) 及び OPEC国際開発基金 (OFID) (ウィーン)
OPECは産油国の利益の確保と消費国に対する石油の効率的、経済的かつ安定的な供給などを目的として設立されており、OPEC 主要6か国 (サウジアラビア、ベネズエラ、イラン、イラク、クウェート、アラブ首長国連邦) のみで世界の原油確認埋蔵量の3分の2を占めています。日本の原油輸入量に占める OPEC 諸国からの割合は、約8割(2010年)に達しており、その動向は日本にとっても重要です。
事務局がウィーンに設置されており、年2回行われる定例総会などの会合のうちの多くもウィーンで開催されています。
また、OPEC加盟国による開発途上国のための開発資金援助を行う OFID もウィーンに設立されています。