水内大使のオッタークリング区長表敬(2023年9月19日)

令和5年9月22日
 9月19日、水内大使は、プロコップ・ウィーン市オッタークリング(第16)区長を訪問し、広島市との交流につき意見交換しました。
 同区役所前には原爆で被爆した旧広島市庁舎の敷石でできた記念碑がありますが、これは、佐々木貞子氏を題材とした書籍「サダコは生きる(Sadako will leben)」を執筆した児童文学作家カール・ブルックナー氏が同区出身であることから、モーザー(Hr.Peter Moser)元駐日オーストリア大使ほかの仲介でこの地に運ばれたとのことです。
 また、会談においてプロコップ区長からオッタークリングの名勝や名物について、ビデオを使った紹介があり、水内大使からは、Wilhelminenbergは昔からよく知っている、Julius MeinlのコーヒーやStaudのあんずジャムは大好きだが、オッタークリングの産品であることは知らなかった、また妻はBrunnenmarktによく買い物に来ると応じたほか、Julius Meinl二代目のJulius氏の妻は日本人女性(オペラ歌手の田中路子氏)であったと述べる等、オッタークリングにおける日墺交流の長い歴史で盛り上がりました。