大西参事官の第1529回OSCE常設理事会の出席(2025年7月24日)

令和7年7月29日

7月24日、大西留美参事官は、第1529回OSCE常設理事会会議に出席しました。 

「OSCEタジキスタン・ドゥシャンベ事務所長代行による報告」の議題の下、大西参事官は今年3月にキルギス・タジキスタン国境に関する条約の署名が締結されたことについて歓迎の意を表し、この条約の締結が両国間の関係促進だけでなく、中央アジア地域における平和と安定の促進にも寄与することを期待する旨述べました。さらに、アフガニスタンの不安定化の再燃と地域・国際社会への負の波及効果に対する日本の懸念を共有し、OSCEが実施する「アフガニスタンの影響に対応するためのOSCE地域枠組(RIAOR)」に感謝するとともに、タジキスタンにおける国境管理職員養成学校プロジェクトに関しては、日本は最大の拠出国(累計)であり、同プロジェクトのさらなる発展に関心を有している旨述べました。 

最後に、大西参事官は、タジキスタン政府と国連が主催し、OSCEドシャンベ事務所が支援を行った「氷河保全に関するハイレベル国際会議」(5月)の成功に対し、祝意を表明しました。