OSCEアジア・パートナー・グループ会合(2023年7月17、及び18日)
令和5年7月24日
7月17日及び18日、OSCE事務局の協力の下、OSCEアジア・パートナー議長国のポーランドとOSCEアジア・パートナー国のオーストラリアが“変化するグローバルな安全保障環境における共通の課題に対する多国間協力を通じた対処”をテーマにアジア・パートナー・グループ会合を開催しました。
同会合では、3つのセッションにおいてそれぞれ上記のテーマの下、(1)情報通信技術(ICT)の使用に起因する紛争のリスクを軽減するための取組、OSCEとアジアとの対話の強化、(2)多国間協力を通じた気候変動への対処、(3)人権、民主化、法の支配を促進する市民社会の役割)について議論が行われました。
開会セッションでは、中込外務省欧州局長が挨拶を行ったほか、(1)のセッションにスピーカーとして参加し、強靱なICTインフラを構築する上での課題及びICTを活用した悪意ある活動への対処の2つの側面に関する日本の取組を紹介しました。
また、(2)のセッションでは、大髙公使が、日本が2030年度温室効果ガス削減目標の確実な達成等に向けて取り組んでいることや日本の途上国への気候変動対策支援について紹介したほか、(3)のセッションでは民主化プロセスに当たっての市民社会の役割の重要性について発言しました。