岩間大使のOSCEアジア共催会議への出席(2025年11月11日及び12日)

令和7年11月18日

 11月11日及び12日、OSCEアジア・パートナー・グループ議長国マルタ、および韓国の協力の下、「欧州とアジアの緊密な相互連携に基づく国際平和と安全保障の強化」をテーマとしたOSCEアジア共催会議が開催され、岩間公典大使、徳聡子公使参事官他が出席しました。
 本会議では以下の3つのセッションにおいて、議論が行われました。((1)新技術の発展とサイバーセキュリティ:信頼醸成措置の役割(2)デジタル時代における主要インフラ保護と経済安全保障(3)持続可能な平和構築における若者の役割)
 開会セッションでは、岩間大使は、OSCE地域内外の共通課題に関する知見と教訓を共有することで、世界の平和と安定に貢献する意義を強調しました。
 また、船津龍一外務省経済安全保障課長は、セッション2にオンラインで参加し、日本の経済安全保障強化に向けた包括的アプローチ、特に日本の自立性・戦略的自律性の強化に向けた取組に焦点を当て、国際協力の事例を共有しました。
 最後に、セッション3では、徳公使参事官が、日本政府が若い世代を対象に実施する「ユース非核特使」(URL: https://www.mofa.go.jp/mofaj/dns/ac_d/page22_002574.html)の取組を紹介しました。
 今次のアジア共催会議では、欧州、アジアが直面する共通の課題に対し、我々は包括的な安全保障のアプローチが必要であり、そのためには対話と協力が不可欠であることが改めて確認されました。 

 

写真提供OSCE/Micky Kroell