岩間大使の第1530回及び第1531回OSCE特別常設理事会への出席(2025年8月25日)

令和7年8月27日

 8月25日午前、ウクライナ独立記念日(8月24日)及びロシアのウクライナ侵攻から3年半の機会を捉え、第1530回OSCE特別常設理事会が開催され、岩間公典大使が出席しました。
 冒頭、岩間大使は、ウクライナ独立記念日にあたり祝意を述べる一方で、ロシアによるウクライナへの攻撃が引き続き継続し、尊い人命が犠牲になっている現状を憂慮する、また、一刻も早く停戦を実現すること、また公正かつ永続的な和平の実現という2つの目標を達成することが極めて重要である旨述べました。また、8月24日に行われたG7外相電話会談にて、G7はロシアに対し前提条件なしで速やかに和平交渉に参加するよう強く求めることで一致したことを紹介しました。
 更に、岩間大使は、日本はウクライナと共催の下、10月22日と23日に東京で開催予定の「ウクライナ地雷対策会議」を紹介し、同会議がウクライナの復興と持続可能な開発を成功させる上で不可欠な基盤となること、また、我が国は国際社会や民間とも緊密に連携しつつ、同国の経済成長と復興を促進することに全力を尽くしていく考えである旨発言しました。

 同日午後、岩間大使は急遽開催されたOSCEミンスクグループ等の閉鎖の決定等にかかる第1531回OSCE特別常設理事会に出席しました。岩間大使はアルメニアとアゼルバイジャンの両国首脳が米国において8月8日に発表した共同宣言を歓迎するとともに、和平協定の早期の正式署名を期待している旨、また、和平協定への署名が、両国の国交正常化、ひいては両国間の紛争の最終的な解決につながり、コーカサス地域に恒久的な平和と繁栄がもたらされることを期待する旨述べました。

岩間大使のステートメントはこちら :Japan's statement for SPC (Ukraine) Japan's statement on Minsk Process