安全・医療情報 - オーストリア安全の手引き

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2015年12月

    Ⅰ はじめに

    Ⅱ 防犯・安全対策

    Ⅰ はじめに

    オーストリアはヨーロッパ諸国の中でも比較的安全な治安状況にあると言われていますが,強盗,窃盗,車上狙い,空き巣及び詐欺等の犯罪が多数発生しています。これら犯罪の発生要因は種々ありますが,防犯意識をもって対応していれば被害を未然に防止できたと思われるものもあります。また,日本で生活していた時と同じ感覚で生活していると油断が生じやすくなり,こうした隙を狙って事件や事故が発生することもあります。このため常に「海外に滞在している」ことを忘れずに,日頃から防犯意識をもって行動する必要があります。

    当館ではオーストリアに滞在・旅行される方の防犯上の参考となるよう,これまで当館にいただいた事件・事故に関する報告や当地警察等からの情報等をもとに「安全の手引き」を作成しました。既にご承知の情報等もあるとは思いますが,この機会に改めてご一読いただき,この手引きが安全で楽しいオーストリア滞在のお役に立てれば幸いです。

    Ⅱ 防犯・安全対策

    1 基本的な心構え

    (1) 心構えと留意点

    自分と家族の安全は自分たちで守るとの意識をもって、『不断の警戒を怠らない』、『目立たない』、『行動を予知されない』という心構えをもった上で、以下のような点に留意してください。

    • ア 現地の法律を守り、風俗や習慣を尊重する。
    • イ 危険と思われる場所、デモや集会には近づかない。夜間の外出は控える。
    • ウ 多額の現金、貴重品は持ち歩かない。また、人に見せない。
    • エ 見知らぬ人を安易に信用しない。
    • オ 薬物には絶対に手を出さない。
    • カ 犯罪にあったら生命の安全を最優先にする。
    (2) 在留届とたびレジ

    ア 在留届

    在オーストリア日本国大使館では管内において大規模な事件・事故等が発生した場合,必要に応じて在留届をもとに皆様の住所や緊急連絡先を確認し,安否確認を行います。オーストリアに3か月以上滞在される方は,在オーストリア日本国大使館に在留届を提出してください。在留届は大使館領事部窓口に直接届出いただく方法の他に,郵便を利用した届出やインターネットによる届出も可能です。詳細は在オーストリア日本国大使館ホームページをご覧ください。 (在留届 http://www.at.emb-japan.go.jp/jp/20_consulate/010_zairyu/index.html)

    イ たびレジ

    たびレジは海外旅行や海外に出張する際に、外務省のホームページにある「たびレジ」のサイトに旅行日程・滞在先・連絡先などを事前に登録しておくと、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡が受け取れるシステムです。海外への渡航が3か月未満の旅行や出張の場合には、「たびレジ」に登録をお願いします。

    なお,既に海外にお住まいの方が旅行や出張で他の国に渡航される場合にも「たびレジ」をご利用いただけますので,是非ご活用ください。

    「たびレジ」の詳細は外務省ホームページをご覧ください。

    たびレジ: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

    ウ たびレジ簡易登録

    旅行日程はまだ決まっていないが海外安全情報は入手したいという方や企業向けのサイトです。こちらのサイトでメールアドレスと情報を入手したい国・地域を指定(複数指定可)すると,対象国・地域の最新海外安全情報メールや在外公館が発出する緊急一斉通報を入手することができます。

    (注)簡易登録で登録された方は安否確認サービスの対象とならないので、実際にご旅行・出張をされる場合には「たびレジ」に登録をお願いします。

    「たびレジ」の詳細は外務省ホームページをご覧ください。

    たびレジ簡易登録: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

    (3) 緊急連絡先の把握

    万一事件や事故が発生した際に慌てずに対応できるよう,警察,消防,大使館,所属団体(会社等),ご友人,日本のご実家や親族等の連絡先をリストにして携帯したり,家族間で共有しておくことをお勧めします。ご旅行や出張で他の国に渡航される場合には,日程と滞在先をご家族や会社等に残しておくことをお勧めします。

    (4) 情報収集

    ア 安全な生活を送るためには居住地の治安状況を常に把握しておくことが不可欠です。日頃から地元の新聞,テレビ,ラジオ,インターネット等のニュースに注意しましょう。

    イ 在オーストリア日本国大使館では,ホームページに安全情報を掲載している他,希望者に対して大使館からのお知らせ(邦人の方の被害例を含む)をメールマガジンで毎月配信しています。配信を希望される方は大使館ホームページから申し込みを行ってください。

    http://www.at.emb-japan.go.jp/jp/20_consulate/100_mailmaga/index.html

    ウ オーストリアを含めた世界各国・地域の安全情報については「外務省海外安全ホームページ」から情報を入手することが出来ます。

    外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp

    2 オーストリアにおける犯罪発生状況

    オーストリア連邦刑事局の発表によれば2014年の犯罪認知件数は約52.7万件です。主な犯罪としては侵入窃盗(約1.7万件),自動車盗(約3千件),暴力犯罪(約4万件),サイバー犯罪(約9千件),経済犯罪(約4.9万件)があり,侵入窃盗については,他の犯罪が減少傾向にある中で唯一増加傾向にあります。当地警察も種々の取り組みにより各種犯罪の予防・摘発に一定の成果を上げていますが,油断することなく引き続き注意が必要です。
     更に,公的な統計数値はありませんが旅行者を中心にスリ,置き引き,偽警察官等の被害も多数発生しています。また,発生件数は少ないものの性犯罪の被害も報告されており,2012年12月にはウィーン市の地下鉄内で強姦事件も発生しています。

    3 防犯のための具体的注意事項・対策等

    (1)住居関係

    オーストリアでは侵入窃盗が増加傾向にあります。警報装置や空き巣防止ドア等は有効な防犯器具ですが,これに加えて日頃から近隣住人等と良好な関係を構築して連携することにより不審者が建物に近づきにくい・侵入しにくい環境をつくることも重要です。

    ア ポイント

    (ア)玄関扉や窓は施錠する。

    オートロック式の扉は扉が閉まれば(鍵をかけなくても)外から開けられないと思いがちですが,簡単な道具で開くタイプのものが存在します。このため扉を閉めたら必ず鍵をかけて確実に施錠してください。また,窓は開けたままの状態にせず,窓を閉めた上で錠を必ずかけてください。

    (イ)知らない人は家に入れない。

    (ウ)不在であることを教えない。

    • 玄関ドアに不在である旨を紙に書いて貼り出すことは絶対しない。
    • 留守番電話の応答メッセージに不在である旨を録音しない。
    • 休暇等で家を不在にする場合,信頼のできる隣人や友人等に頼んで定期的にドアに掛けられる広告やチラシを取り除いたり,郵便ポストの郵便物を預かってもらう。また,家に異常がないかを定期的に点検してもらう。
    • 新聞等を定期購読している場合は購読を中断する。
    • タイマー装置を利用して自動的に家の電灯をつける。

    (エ)隣人や近所の住民と協力して空き巣を防止する。

    • 時々隣人の土地を眺める。アパートでは階段周辺や共有スペースを見る。
    • 不審者を目撃したり,警報装置が鳴っているのを聞いた時は,隣人やアパートの管理人等と可能な限り連絡をとり情報を共有する。疑わしいと思ったら警察(133)に速やかに電話をする。

    (オ)犯人や不審者を一人で捕まえようとしない。

    • 不審者を目撃したり異常を感じたら速やかに警察に通報する。
    • 犯人や不審者と対じしたら,身の安全を図ることを最優先する。
    • 犯人や不審者を目撃したら,服装・身長・髪の色・目立った特長・逃げた方向・逃げた時の車の車種などを可能な限り記憶して警察に通報する。

    イ 器具等に関するアドバイス

    (ア)電話

    • 非常事態が発生した場合,警察にすぐ連絡が取れるよう携帯電話を手近なところに置いておく。
    • 緊急用の電話番号(警察(133)消防署(122)救急車(144)等)を電話機に登録しておく。

    (イ)庭用工具・家具(梯子、丈夫な箱、ベンチなど)

    • 使用しない時は外に放置せず,倉庫などに入れ鍵を掛けて保管する。
    • 排水パイプや避雷針をバルコニーや窓のそばに取り付けない。

    (ウ)インタホン

    知らない人が家を訪ねてきた時は玄関の鍵を解錠する前に,必ず誰がどのような用件で訪ねてきたのかを確認し不審点がある場合には扉を開けない。最近では音声に加えて来訪者を画像で確認できるインタホンも販売されているので,家主等と相談して設置することも一案。

    (エ)警報装置

    家庭用警報装置も普及しており、警報装置と警備会社等への通報装置を組み合わせると非常事態への対応が迅速になる。なお、警報装置設置の際には誤報防止措置についても併せて検討する。

    (オ)正面玄関の強化

    (注:住居が賃貸物件の場合には家主と相談した上で行ってください。)

    • 扉や錠等安全器具を購入する際は、「Ö-NORM B5338」のマークが貼られている製品を購入する。
      (注:「Ö-NORM B5338」のマークは、オーストリア政府が設けている規格品質管理に合格した製品であることを示しています。
    • シリンダーと取っ手は両方が組になって初めて安全な機能を果たします。
    • よい防犯ドアの更なる基準
      • ✔耐久性のある防犯扉とは,犯行人が15分以上バールのような道具を使っても壊すことのできないもの。
      • ✔推薦できる防犯扉は、(「Ö-NORM B5338」マークのある製品で)強度レベル3~4(かなり高い防犯性、最上級はレベル6)のもの。
    • 防犯扉を設置する場合には、ドア枠も強化ドア枠を設置する。

    (カ)業者によるドアの取り付け時,注意すべき事項等

    • 購入時に防犯ドアと説明しておきながら異なるドアを取り付ける業者もあるので注意する。
    • ドア自体とドア板がうまくかみ合っているかを確かめる。

    (キ)住宅防犯機器についてアドバイスが得られる窓口

    ウィーン市警察では以下のとおり犯罪予防センターを設置し、防犯に関するアドバイスを無料で提供するとともに実際の防犯機器を展示しており、誰でも見学・相談が可能です。

    Kriminalpolizeiliches Beratungszentrum
    住所:Andreasgasse 4, 1070 Wien
    電話:0800 216346 又は (01)31310 44938

    (2)外出時

    ア スリ・置き引き

    観光地,人混みの中・地下鉄・電車・トラム等公共交通機関の中,駅・停車場,ショッピングセンターやレストランでは特にスリや置き引き犯が活発に行動しているので注意する。

     

    (ア)主な手口

    • レストランやカフェで食事や会話に夢中になっている間に,足下や隣の椅子に置いたバッグや椅子の背もたれにかけたバッグを置き引きする。
    • ビュッフェ式レストランで椅子にバックを置いて食事をとりに行っている間にバッグを置き引きする。
    • 空港でチェックイン手続き中,両替時,トイレ,或いはホテルでチェックイン・チェックアウトの手続きの際,手荷物から目を離したり,足下に手荷物を置いた一瞬を狙って置き引きする。
    • お店で商品の選定に夢中になっている時や,鞄を脇において商品を手に取っている間に貴重品をスリ取る。
    • 支払い・免税手続等きのためレジで財布やパスポートを鞄から出してカウンターに置いた際に置き引きする。
    • お店で支払いの行列に並んでいる時に(後ろに並んだ人が)鞄から財布をスリとる。
    • 地下鉄等の車内で数名の集団に囲まれ時間等を尋ねられている間に鞄から貴重品をスリ取る。(鋭利な刃物で鞄を切って財布をスリ取る例もある。)
    • 地下鉄やトラム等に乗車する際に後ろから押すと同時にズボンの後ろポケットや鞄から財布をすり盗る。
    • 列車の車内で寝ている間や,車内で見知らぬ人に声をかけられ気を取られて  いる隙に荷物を置き引きする(個室で寝ている際に盗まれる例もあり。)。ま  た,網棚の上に置いた鞄を置き引きする。
    • 人混みの中で背中に背負ったデパックやショルダーバッグ等から貴重品をスリ取る。
    • 足下に鞄を置いて写真撮影している隙を狙って鞄を置き引きする。

    (イ)身を守るためのアドバイス

    常に「健全な不信感」をもって周囲に対して注意を払って行動することが必要です。具体的な例としては以下のとおり。

    • 周囲の状況に注意を払い,不審な人物が近づいてきたり・(周囲が空いているにもかかわらず)そばに立った場合には速やかに離れる。
    • 財布には必要最小限の現金のみを入れ,大金を持ち歩かない。
    • クレジットカードを持ち歩く際は必要最小限の枚数にとどめる。カードを盗まれた場合に使用停止の連絡ができるよう,カード会社の連絡先とカード番号は控えておく。
    • 貴重品や多額の現金を持ち歩かざるを得ない場合には,ネックポーチやマネーベルトに入れて携行し人に見せない。
    • 旅券や貴重品は分散して保管する。
    • 人混みの中を移動する際や公共交通機関を利用する際は,バッグやリュックサックは開けられてもすぐにわかるように「体の前」に持つ。ショルダーバッグやポーチの場合はベルトをたすき掛けにして「体の前」に持ち,できるだけ鞄に手をかけておく。
    • 鞄やハンドバッグ等は膝の上に置く等体から離さないようにし,足下に置いたり椅子の背もたれに掛けたり,隣の椅子に置く等目の届かないところに置かない。また,椅子に置いたまま席を外さない。
    • トートバッグやマグネット・ホックのように簡単に手を入れることができるバッグに貴重品や財布を入れない。
    • 高級ブランドの鞄、宝飾品、スーツ等は使用しないようにする。(状況に応じた服装等をし目立たないようにする。)
    • 列車を利用する際は(眠っている間の被害を防止するため)貴重品やパスポートは直接身につけるようにする。また,貴重品の入った鞄は網棚に置かない。
    • 見知らぬ人から食べ物や飲み物を勧められたら断る。(睡眠薬が入っている可能性がある。)
    • 路上や電車内等でスマートホンを操作する際は意識がスマートホンの操作に集中しやすいため,周囲に気をつける。

    イ 偽警察官等の詐欺

    警察官を装った詐欺やケチャップ強盗のような詐欺も発生しています。

    (ア)主な手口

    • ⅰ ケチャップ強盗
      すれ違いざまに服にアイスクリームやケチャップをかけ,被害者の注意が服の汚れに向いている隙に財布や貴重品を盗む。(ケチャップをかける役,被害者を心配する役等複数名が連携して犯行に及ぶことが多い。)
    • ⅱ 偽警察官
      外国人観光客が道を尋ねてきた直後に警察官と自称する人物が麻薬捜査や偽札事件の捜査と称して所持品検査を求める。外国人観光客(サクラ役)が偽警察官の指示に従いパスポートや財布を提示し同じようにすることを求めてくるので財布等を提示すると,偽警察官は財布等を調べるふりをして現金やクレジットカードを盗む(携帯電話のような装置にクレジットカードを差し込みクレジットカードのデータを盗む例もあり)。また,クレジットカードについてはカードを盗むと同時に暗証番号を聞いてくる例が増加している。

    (イ)対策

    • ⅰ ケチャップ強盗
      路上でケチャップやアイスクリームをつけられるようなことがあったら、怒ることなく、相手を無視してその場を速やかに立ち去る。
    • ⅱ 偽警察官
      偽警察官に出会ったら,堂々と近くの警察署か日本国大使館で対応する旨伝え相手の要求に応じない。不審に思ったらその場で133(警察)に電話し,自ら本物の警察官を呼ぶ。また,クレジットカードの暗証番号は絶対に教えない。

    ウ 自動車盗・車上荒らし、パンクを知らせるふりをした窃盗

    自動車盗に加えて車上荒らしも近年増えています。いずれの場合も人目につかないところに車を駐車しないことに加えて,自動車盗については安全対策装置を設置する等の対策を講じることが効果的です。また,車上荒らしについては「車の中に物を置かない」ことが重要です。

    更に最近では駐車場等でパンクを知らせるふりをして,運転手を車外に呼び出した隙に車内から貴重品を盗むという事件も多発しています。

    (ア)安全対策装置

    安全対策装置には電気式装置と機械式装置があり、両者を併用すると効果的です。

    • ⅰ 機械式装置
      機械式装置には、車のシフトノブに取り付けるギア固定装置、アクセルに取り付けるアクセル固定装置、ハンドルに取り付ける安全棒、タイヤに取り付ける錠及びペダルに取り付けるシリンダー式特別装置等があります。
    • ⅱ 電気式装置
      電気式装置とは車体や窓に異常な振動等を感知すると警報音を鳴らしたり, 犯人が乗用車の電気回線を取り出して接続してもエンジンが始動しないようにする装置で、GPS等を用いた位置検索システムを搭載した装置もあります。最近のほとんどの新車にはイモビライザー(電子的な鍵の称号システム)及びアラーム式の防犯装置が取り付けられていますが,別途購入して取り付けることも可能です。

    (イ)被害を避けるための留意事項

    • ⅰ 車は人目につかないところに駐車しない。
    • ⅱ 車を離れる際は鍵をつけたままにしない。短時間車を離れる場合でも安全対策装置をかける。
    • ⅲ 窓、ドアは閉めて鍵を掛ける(オープンカーは天井を閉める)。
    • ⅳ 車内には貴重品を含めて物を置かない。
    • ⅴ 予備の鍵を車内に隠しておかない。
    • ⅵ ヒッチハイカー等知らない人を乗せない。
    • ⅶ 駐車場等で近寄ってくる者には警戒し(基本的に相手にしない),対応する場合には必ずドアをロックしたまま窓越しに対応する。

    4 自動車運転・自転車運転

    自動車を購入・登録する際には適用範囲・保証内容が十分な自動車保険に加入する。また、レンタカーを利用する場合も当該レンタカーにかけられている自動車保険の内容を確認する。

    交通事故は脇見運転、飲酒運転,スピードの出し過ぎ,急な車線変更,車間距離が十分でないこと等が原因で発生しています。自動車を運転する際には、制限速度や交通法規を守るとともに,夜間の繁華街やホイリゲ周辺を走る車両は飲酒運転車両と思って防衛運転を心がけてください。車間距離をとらず車両が接近してくる場合は道を譲って先に行かせるように心掛けてください。見知らぬ土地での運転は特に慎重に行い,周囲の車両・信号・道路標識等に注意を払ってください。

    冬季は路面が凍結して滑りやすくなるので,急な運転操作を控える,スピードを抑える,車間距離をいつもより長めにとる,ブレーキを早めに掛ける等慎重な運転を心がけてください。

    自転車専用レーンを除いて、自転車は車道を走行します。路面状態の悪い道が多いこと、車と並行して走行することから自転車を利用する場合には注意してください。

    (1) 道路走行時の注意事項
    • ア 飲酒運転
      呼気中アルコール濃度が0.25㎎以上又は血中アルコール濃度0.5プロミル以上で取り締まりの対象になるので,お酒やワインを飲んだ時は運転を控えて,タクシーや公共交通機関を使用する
    • イ 市街地
      • 市街地でもかなりのスピードを出す車があります。
      • 無理な追い越しや急な車線変更をする車があります。
    • ウ 交差点
      • 信号機のない交差点では,優先(右優先)車両が一時停止せずに交差点に侵入してくることがあります。(注: 交差点では特別に指示標識がない限り、右側から進入する車に優先権があります。)
    • エ 横断歩道
      • 信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている時は必ず停車する必要があります。
    • オ 路面電車
      • 路面電車には優先権があるので,常に路面電車の状況に注意する。
      • 路面電車が走行している道路では,路上駐車により道幅が思った以上に狭い道路もあります。
      • 路面電車の乗降中は他の車両は停止する規則となっています。停車中の路面電車の側を通過する場合は,乗客の乗降にあわせて何時でも停止できるようスピードを抑えて運転する。
    • カ 緊急車両
      2012年1月から,市街地・高速道を問わず緊急車両が後方から接近した際に一般車両が避けるべき方向が以下のように決められ,緊急車両の通行を妨害した場合,最大2,000ユ-ロの罰金が科せられるようになりました。
      • 片側1車線の場合,右へ避ける。
      • 片側2車線の場合,右レーンは右へ,左レーンは左へ避ける。
      • 片側3車線以上の場合,最左翼レーンは左へ,それ以外は右へ避ける。
    • キ 自転車
      • 視界に入りにくいため注意が必要です(特に車の脇をすり抜ける自転車や,右折時(死角になるため)等)。
      • 専用レーンがある場合は専用レーンを走行しますが,専用レーンがない場合は車道を走行する。
      • 自転車走行を認める標識がある道路の中には、自動車の進行方向と逆方向に自転車走行が可能な道路もあるので、時として自転車が逆走してくる場合もある。
      • 自転車運転に対する取締りも行われており,信号無視・飲酒運転等では罰金が科せられることもある。
    (2) 自動車運転・乗車に際しての義務
    • ア 車に必ず救急箱,反射板付ベストと非常停止板を装備する
    • イ 乗員はシートベルトを着用する。
    • ウ 運転中の携帯電話による通話は禁止(ハンズフリー装置は可)。
    • エ 車外(駐車を許可された場所以外)で作業する時は反射板付ベストを着用する。
    • オ 冬タイヤの装着期間(11月1日~4月15日)に,路面が積雪やアイスバーン等の冬季の状態になったときは冬タイヤを装着する。
    (3) 交通事故の場合

    交通事故にあった場合は、「事故報告書 (Unfallbericht)」に当事者双方で記入し、仮にけが人が発生した場合や重大事故の場合は警察及び救急車を呼ぶ。警察が事故に立ち会わない場合は、現場写真を撮ったり、承認になってくれる人を探し、名前と住所を確認しておく。事故報告書は保険会社に渡し保険の手続きを行う(警察が事故現場に立ち会った場合には警察の調書も入手する。)

    5 電話による脅迫・嫌がらせ

    (1)脅迫・嫌がらせの主な手口
    • 頻繁にかかる無言電話や名前を名乗らない一般的ないたずら電話。
    • 深夜に電話を掛けてきて睡眠を邪魔する。
    • 爆弾脅迫電話で行事や催し物(学校関係など)を妨害して不安に陥れる。
    • セクシャルハラスメント。
    • 脅迫によって性的関係を強要する電話。
    • いざこざや喧嘩、家族の問題に対しての脅迫電話。
    • 子供を誘拐するなどしてお金を要求する脅迫電話。
    • 罵倒する電話。
    (2)留意事項
    • 電話番号を安易に他人に教えない。また,必要に応じて電話帳に自宅の電話番号が掲載されないように手続きをとる。
    • 知らない相手からの電話に対しては、名前を含めた個人情報や家族、親戚及び隣人の生活習慣、外出時間等の情報を話さない。
    • 無言電話を受けた場合には名前を名乗ったり挨拶もしない。
    • 猥褻な電話を受けた場合はすぐに受話器を置くか、防犯用ブザー等で警報を鳴らすようにする。
    • 家族や親戚が誘拐に遭ったという電話がきたら慌てずに相手の話を聞いた上で警察に連絡する。
    • 警察官と名乗る者等が電話で個人情報等を照会してきても回答しない。このような場合には、相手の氏名・所属・肩書き、IDナンバー等を聞いた上で,電話帳か電話案内から所属機関の代表電話番号を確認してこちらから電話をかけ,相手が実際に存在する組織・人物かを確認する。
    • 留守番電話を使用する場合は,留守電のメッセージに名前,不在であること,不在の時間帯等を録音しない。
    • 電話をとる際には電話番号の表示を見て誰から掛かってきたかを確認してから電話をとる。相手が不明な場合やいたずら電話を掛けてくる相手なら受話器を取らない。
    (3)対策
    • 脅迫や嫌がらせ電話の場合,内容により警察が速やかに対応した方が好ましい案件もあるので,個人で悩まずに警察に相談する。
    • 頻繁に電話がかかるようであれば,電話のあった日時,電話を受けた場合にはその内容を可能な限り記録するようにする(証拠として記録する)。
    • 留守電等で会話を録音できる場合には電話の内容を録音する。ただし録音内容を第三者に手渡すときは必ず弁護士に前もって相談する。
    • 脅迫・誘拐対策については以下の外務省ホームページに資料を掲載していますので,こちらも参考にしてください。
      外務省ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html

    6 IT犯罪

    (1)傾向等

    近年インターネットを通じたIT犯罪の件数が急増しています。IT犯罪は不正サイトによる個人情報の不正取得,詐欺,なりすまし,悪意のあるウィルスの配布等様々なものがあるので注意が必要です。

    (2)対策
    • ウィルス対策ソフトを導入し,ウィルス情報を常に最新状態にする。
    • 知らない人からのメールや添付ファイルは開封しない。
    • ブラウザを使用してインターネットを利用する場合,ブラウザのセキュリティー設定を安全な設定で使用する。
    • 信頼できるウェブサイトのみ閲覧する。
    • クレジットカード番号や暗証番号はパソコンにデータとして保存しない。
    • サイト管理者等と名乗る者から暗証番号や個人情報等について照会があっても教えない。
    • プログラム等をダウンロードする際は,信頼できるプログラムか,信用できるサイトか等を確認した上でダウンロードする。
    • パスワードは定期的に変更する。

    7 テロ対策

    (1)2014年9月,イスラム過激派組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)は米国をはじめとする対ISIL連合によるISILへの攻撃を批判するとともに,欧米を含む世界のイスラム教徒に対して米国,フランス,オーストラリア,カナダをはじめとする対ISIL連合諸国の国民を攻撃するよう扇動する声明を発出し,その後ISILによるとみられるテロ事件が多数発生しています。
    2015年にはシリアやチュニジアにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生したほか,ISIL等のイスラム過激派組織やこれらの主張に影響を受けている者によるとみられるテロが世界各地で発生していることを踏まえれば,日本人,日本権益がテロを含む様々な事件に巻き込まれる危険があります。このような情勢を十分に認識し,誘拐,脅迫,テロ等の不測の事態に巻き込まれることがないよう,安全対策を講じる必要があります。
    テロ事件の発生を予測することは困難ですが,テロ事件の発生場所,時間帯等には傾向があります。この傾向を踏まえて行動するだけでも事件に巻き込まれる可能性を下げることができます。また,行動の仕方によっては被害を最小限に抑えることができます。
    ア 予防策
    • 治安の悪い場所のみならず,テロの標的となりやすい場所(百貨店,広場等不特定多数の人が集まる場所,公共交通機関,軍・警察・政府関係施設,外国関連施設(大使館等),宗教施設,観光施設等)には必要が無い限り近づかない。
    • 用心を怠らず,目立たない。(直接の標的となることを避けるため服装や行動は目立たないようにする。)
    • 周囲の不審者・不審物に注意を払う。(大きな荷物,不自然な厚着,挙動不審等に注意する。)
    • 不審な状況を察知したらその場を離れる。
    • 夜間・深夜の外出は控える。
    • 現地の報道等を確認して最新の治安やテロ情勢等の情報を入手する。
    イ 対処法
    • パニックにおちいらず冷静になる。
    • 爆発音や銃撃音等を聞いたらその場に伏せ(机などの頑丈な場所の下に潜り込む),周囲の状況を確認した上で安全な場所に避難する。
    • 事件現場の近くにいる場合には,事件現場に絶対に近づかない。周りに注意しつつ事件現場から避難する。
    • 事件に遭遇したら,大使館に連絡する。

    8 爆弾脅迫電話

    爆弾脅迫電話については以下に留意してください。
    なお,爆弾テロ対策については外務省ホームページに資料を掲載しておりますので,こちらも参考にしてください。
    外務省ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_03.html

    (1)留意事項
    • 可能な限り電話の相手に長く話させるようにする。
    • 話の内容が理解できないようなふりをし,何回も質問したりもう一度言わせる等して可能な限り会話の内容を書き留める。
    (2)記録すべき事項
    • 電話を受けた時間。
    • 電話の相手が男性か女性か,若いか年配か(推定年齢)。
    • 音声の状態:普段通りの声・叫んだ声・興奮した声。
    • 言語:標準ドイツ語・方言・外国人の訛り。
    • 背後の雑音:自動車の雑音等。
    • どこに爆弾を仕掛けたか。(※)
    • いつ頃爆発予定か。
    • 爆弾を仕掛けた目的 。
      ※電話の相手が爆弾を仕掛けたとする建物や場所について詳しく知っているかどうか,会話の中でなるべく聞き出すことが重要。
    (3)望ましい対応
    • 責任者は直ちに警察(133)に通報する。
    • 責任者は速やかに全ての関係者に情報を伝達し,電話の内容を踏まえて必要に応じて避難を指示する。
    • 関係者はそれぞれの担当範囲を見回り不審物の有無を確認する。不審物を見つけた場合には不審物のある場所を施錠した上で責任者に報告する。
    • 不審人物を目撃した場合には責任者に報告する。
    • 警察を呼んだ場合,担当者は警察を建物の前で待つ。
    • 警察が来たらその場所や建物に詳しい人物を警察に同行させる。

    9 誘拐

    これまでオーストリアにおいて邦人の誘拐被害は発生していませんが、この種の犯罪はいつ発生するかわかりません。被害を防ぐための留意事項は以下のとおりです。

    (1)勤務先や家庭の周辺、移動時に少しでも普段と違う点がないか注意する習慣をつける。

    (2)一定の行動パターンを作らないようにする。(出勤、帰宅、外出時間がパターン化すると狙われやすくなるので、可能な限り時間帯や道順などを不規則にし、行動を予測しづらくする。)

    (3)子供に対しては、日頃から安全対策についてよく説明し、外出した際には不審な人物についていかないこと、不審者や不振なことがあればすぐに親に知らせること、自宅では来訪者に対する警戒、電話対応時の注意等を指導する。

    脅迫・誘拐対策については外務省ホームページに資料を掲載しているので,こちらも参考にしてください。
    外務省ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html

    10 原発事故対策

    (1)現在オーストリアには原子力発電所はありませんが、隣国のドイツ,チェコ,スロバキア,ハンガリー及びスロベニアには原子力発電所が存在します。このためオーストリア政府は原発事故発生に備え次のような警報体制を構築しています。
    また、テレビ・ラジオなどにより事前に通知されますが,年に1回,10月の第一土曜日に訓練とシステム点検のために災害警報を鳴らします。

    (2)原発事故が発生した場合の警報体制
    • ア オーストリア国内において放射能汚染の危険が生起した場合,災害警報によって危険状態を国民に知らせる。また,24時間体制で全オーストリア36か所のモニターステーションからセンターに情報が集められ,テレビ局(ORF)から放射能汚染に関する情報が放送される。
    • イ 災害警報
      災害警報は状況に応じて以下のようなパターンで発令されます。
      警報: 危険の度合いが大きい場合,3分間一定のトーンの警報が発令。
      警告: 危険が差し迫った場合,1分間高低のあるトーンの警報が発令。
      警告解除: 1分間連続した一定のトーンの警報が発令。
    (3)警報発令時にとるべき処置

    災害警報が発令された場合,オーストリア政府は次のような処置をとるよう広報しています。

    • ドアや窓を閉め粘着テープなどでしっかり密閉する。
    • エアコンや換気装置は止める。
    • 地下室や窓のない部屋など防御された部屋に移動する。
    • 普段から緊急事態用の飲料水の備蓄を行う。一日1人2.5リットルを目安として3~4日分は備蓄する。
    • 警報解除の放送を聞いたら避難場所から出る。
    • ラジオやテレビはつけたままにして常に最新の情報を入手する。

    11 緊急時の連絡先

    緊急時でも慌てることなく適切な対応が取れるよう警察,救急車,消防等の電話番号を一覧にして携帯することをお勧めします。

    (1)警察・救急等
    連絡・照会先 電話番号等
    警察 (Polizei) 133
    救急車 (Rettung) 144
    消防 (Feuerwehr) 122
    緊急電話番号 (Euronotruf)
    (注: 救急車、消防、警察を呼ぶ必要があるような緊急時にEU加盟国で使える共通の電話番号です。)
    112 (注)
    山岳救助 (Alpin-Notruf) 140
    緊急医 (Ärztefunkdienst) 141
    薬局夜間休日案内 (Apothekenruf) 1455
    中毒センター (Vergiftungs-Informationszentrale) (01) 406 43 43
    歯科医夜間休日案内 (01) 512 20 78(注)
    (注: ウィーンのみ)
    女性ホットライン (Frauennotruf) (01) 71 71 9
    最寄りの警察署 059 133
    警察(事件の相談・告訴・通報等) 0800 216 346
    ガス漏れ (Notruf Gaswerke) 128
    自動車故障サービス(自動車クラブ) ARBÖ: 123
    ÖAMTC: 120
    電話番号案内 11 88 77
    クレジットカードの紛失
    (注: 携帯電話からはつながらない場合もあります。)
    BANKOMAT: 0800 204 88 00
    AMERICAN EXPRESS: 0800 215 599
     (+44) 20 8840 6461(*)
    VISA: 0800 200 288
    (2回の呼び出し音の後に 800 892 8134を押す)
     0800 281 688 (*)
    MASTER: 0800 21 8235 (*)
    JCB: (+81) 422 40 8122 (*)
    (* : 日本で海外渡航者向けに案内されている番号)
    2 在オーストリア日本国大使館
    • 電話番号: (01) 53192-0(代表)
    • 住所: Hesgasse 6, 1010 Wien
    • 大使館代表受付時間: 8:30~17:00
    • 領事部の窓口時間: 9:00~12:00、13:30~16:30
      (大使館・領事部は別途指定する休館日を除き月から金まで開館)
    3 緊急時の現地語(ドイツ語)
    • 「泥棒」= ディープ! (Dieb!)
    • 「助けて」= ヒルフェ! (Hilfe!)
    • 「救急車」= レットゥング! (Rettung!)/アンブランツ! (Ambulanz!)
    • 「警察」= ポリツァイ! (Polizei!)
      (注)「警察を呼んでください」の場合は ルーフェン・ズィー・ポリツァイ! (Rufen Sie Polizei!) と言ってください。

    Ⅲ 緊急事態対処マニュアル

    1 平素の準備と心構え

    緊急事態が発生した場合に落ち着いて行動できるようにするため、日頃から以下のような措置を講じておくことをお勧めします。

    (1)連絡体制の整備
    • ア 緊急連絡網の整備
      緊急事態が発生した時に備えて、自分の所属する組織(会社、学校等)において情報の伝達や安否確認を行うため緊急連絡網を整備しておく。
    • イ 在留届の提出
      海外に3か月以上滞在する人は旅券法により、居住する地域を管轄する在外公館に在留届を提出することが義務づけられています。緊急事態発生時、在外公館では必要に応じ在留届を基に在留邦人と連絡を取ることもありますので、在留届の提出は自らの身を守るためにも重要です。
      なお、在留届は大使館の領事窓口で提出することもできますが、外務省又は当館ホームページからORRネットを通じてオンライン登録することも可能です。
    • ウ 通信手段の確保
      緊急事態発生に備えて平時から複数の連絡手段を検討しておく。
    (2)治安情報の収集・活用

    日頃から継続的に治安・安全情報を収集することは、危険を避ける上で重要です。地元のテレビ、ラジオ、新聞等の報道に留意し、デモ情報や各種犯罪の動向に注意する。

    外務省及び大使館では治安・安全に関わる情報をホームページを通じて提供しているので定期的に内容を確認する。

    (3)避難場所の検討等

    万が一暴動等が発生し避難せざるを得ない状況が発生した場合に備えて一時的に避難する避難場所や、最終的に避難するための緊急避難場所について、どこで(勤務先、通勤途上、自宅など)どのような事態に巻き込まれそうか幾つかのケースを想定して予め検討しておく。また、連絡手段の確保についても検討する。避難場所と大使館の位置関係も確認しておき、道順についても幾つかのケースを想定して検討しておく。

    2 緊急時の行動

    (1)心構え

    緊急事態が発生,または,発生するかもしれない場合,平静を保ちデマや噂に惑わされたり、群衆心理に巻き込まれることの無いよう注意する。

    (2)状況の把握(情報収集)

    テレビ・ラジオ・インターネット等と共に短波ラジオ等あらゆる手段を活用して正確な情報の収集に努める。電話やインターネットが使えない場合には,JSTVの日本語放送やNHKの海外向け放送(短波放送)で日本から情報を入する。
    NHKの海外向け短波放送の情報を掲載したホームページは以下のとおり。
    http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/japanese/radio/program/

    (3)国外への退避
    • ア 万が一状況が悪化し,各自又は派遣先の会社等の判断により,あるいは大使館の勧奨により自発的に帰国,もしくは第3国に退避する場合にはその旨を大使館に連絡する。(状況により大使館への通報が困難な場合は,日本の外務省(電話(代表):0081-3-3580-3311),又は,待避先に所在する日本の在外公館に通報する。)
    • イ 大使館が「退避勧告」を出した場合
      • 通常の航空便が運行している間は航空便を利用して可能な限り早急に国外に退避する。
      • 臨時便やチャーター便が手配される場合には大使館の指示に従う。
    • ウ 事態が切迫し大使館より退避又は避難のための集結の指示が出た場合
      • 緊急避難先等を指定することがあるので大使館の指示に従い行動する

    3 緊急事態に備えてのチェックリスト(非常持ち出し品)

    (1)全般
    • ア 緊急事態が発生しただちに避難しなければならない場合に備えて、非常持ち出し品をまとめて予め常備しておくことをお勧めします。非常持ち出し品については、最初に持ち出す一次持ち出し品と,その後の数日間を自活するための二次持ち出し品に分けて用意すれば状況に応じた持ち出しが可能となります。
    • イ 主な非常持ち出し品のリストは別紙のとおりですが、各ご家庭の事情に応じて更に必要なものについて検討の上常備してください。
    (2)非常持ち出し品準備のポイント
    • ○ 1人1コの非常袋を用意
      非常持ち出し品の準備に家族全員が参加すれば防災意識が高まり,必要なものを入れ忘れることもありません。また、家族全員で分担して持てば一人あたりの重量も軽くできます。
    • ○ 非常袋の保管場所
      いざというときに非常袋をすぐに持ち出せるよう,わかりやすくかつ取り出しやすい場所に保管する。
    • ○ 定期的な中身の点検
      半年に1回程度定期的に中身を点検し,水、食料品及び薬等については期限切れのものを入れ替え、電池については新しいものに交換する。