オーストリアへの渡航・滞在にあたって - 無査証での滞在について

1 オーストリアはシェンゲン協定加盟国ですが、日本とオーストリアの間には二国間の査証免除取極があるため、シェンゲン協定で定められた滞在期間を超え、通常は6か月以内の滞在が許可されます。観光など非営利活動目的による6か月以内の滞在の場合、通常は査証や滞在許可は必要ありません。(ただし、ホテルなどの宿泊施設以外に滞在する場合には住民登録が必要になります。)

なお、日本とオーストリアの査証免除取極はオーストリアでのみ有効な取極であるため、90日間を超えて滞在する目的をもって無査証でオーストリアに渡航する場合は,オーストリアで入国審査を受けるため、シェンゲン域内の国を経由せずにオーストリアに乗り入れている航空便を利用してください。また、無査証で90日間を超えて滞在した後にオーストリアから出国する場合も、オーストリアにおいて出国審査を受けるため、シェンゲン域内国を経由しない航空便を利用してください(注)。

(注)シェンゲン領域においては、シェンゲン領域に最初に入った国(経由地を含む)でシェンゲン領域への入国審査が実施され、最後に出国する国(経由地を含む)でシェンゲン領域内からの出国審査が行われます。このためオーストリアにおいて出入国審査を受けるためにはシェンゲン領域の国を経由せずにオーストリアに乗り入れている航空便を利用する必要があります。なお,シェンゲン域内を経由する場合には,シェンゲン・ビザを取得するよう在京オーストリア大使館では案内しておりますのでご留意ください。

2(1)オーストリア以外のシェンゲン協定加盟国の多くは、日本人がビザ無しで滞在できる期間をこれまで「最初の入域の日から6か月のうち最大3か月」としてきましたが、シェンゲン国境規則の改正により、2013年10月18日から、ビザ無しで滞在できる期間を「あらゆる180日の期間内で最大90日間」とし、過去180日以内の滞在日数をすべて滞在期間として算入することとなりました。このためオーストリアを含むシェンゲン領域(注)に入国してから90日以上経過した後に、オーストリア以外のシェンゲン領域に入国したり、経由して帰国しようとする場合、入国を拒否されるなどのトラブルになることがあります。ついては、オーストリアを含むシェンゲン領域に入国してから90日間を経過した後にオーストリアから出国する場合には、シェンゲン領域内の国を経由しない航空便を利用することをお勧めします。なお,オーストリアを出国するにあたりシェンゲン領域内の国を経由する航空便を利用する場合には,当該経由国(シェンゲン領域からの出国審査を受ける国)の大使館,総領事館,入国管理当局などに事前に確認してください。

(2)シェンゲン領域に査証免除で入国する際、過去180日以内に査証免除でシェンゲン領域に滞在したことがある場合には、当該滞在期間もビザ無しで滞在できる滞在日数「90日」に含めることとなりましたので、シェンゲン領域を180日以内に90日を超えて訪問(トランジットで通過する場合も含む)する場合には、事前にそれぞれの国の大使館や総領事館、入国管理当局などに確認してください。

(3)オーストリアを含むシェンゲン領域に査証免除で入国して90日以上経過した後、いったんオーストリアからシェンゲン領域外に出て、オーストリア以外のシェンゲン域内の国を経由してオーストリアに再度入国しようとしてトラブルになるケースも起きていますのでご注意ください。シェンゲン領域内に入国後、90日以上経過してから旅行する場合には、目的国や経由国への出入国に問題がないか、経由するシェンゲン域内国の大使館や総領事館、入国管理当局などに事前に確認してください。

3 2013年7月19日から、オーストリアを含むシェンゲン域内にビザ無しで入国する場合、渡航者は、有効期間がシェンゲン領域からの出国予定日から3か月以上残っており、かつ、10年以内に発効されたパスポートを所持していることが必要となりましたのでご注意ください。

(参考)シェンゲン領域国(2016年5月現在)
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン